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(膵がんに対する新規治療法:細胞表面の糖鎖を標的するrBC2LC-Nレクチン−薬剤融合体(LDC)) 【著者名】 Osamu Shimomura1, Tatsuya Oda*1, Hiroaki Tateno2, Yusuke Ozawa1, Sota Kimura1, Shingo Sakashita3, Masayuki Noguchi3, Jun Hirabayashi2, Makoto Asashima2, and Nobuhiro Ohkohchi1 (*Corresponding author) 1 筑波大学 医学医療系 消化器外科 2 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門 3 筑波大学 医学医療系 病理 【掲載誌】 Molecular Cancer Therapeutics 用語解説 注1) 糖鎖 グルコース(ブドウ糖)、ガラクトース、フコースなどの単糖(ヒトでは10種類)が鎖状につながったもの。核酸(第一)、タンパク質(第二)に次いで第三の生命鎖と呼ばれる。第一、二が直線であるのに対し、糖鎖は分岐構造を取り、非常に複雑。細胞の全てのタンパク質や脂質から産毛のように突出していて、構造維持、情報伝達、相互認識などに関わっている。[参照元へ戻る] 注2) レクチン 糖鎖構造を認識して特異的に結合するタンパク質の総称。カビ、キノコ、ヘビ毒など外来性のレクチンのほとんどは赤血球を凝集する作用を持っている。一方、ヒトの体内にもセレクチン等の内因性レクチンが100以上あり、様々な生理活性を担っている。[参照元へ戻る] お問い合わせお問い合わせフォーム 産総研について アクセス 調達情報 研究成果検索 採用情報 報道・マスコミの方へ メディアライブラリー お問い合わせ English ニュース お知らせ一覧 研究成果一覧 イベント一覧 受賞一覧 研究者の方へ はじめての方へ 研究成果検索 研究情報データベース お問い合わせ 採用情報 ビジネスの方へ はじめての方へ 研究成果検索 事例紹介 協業・提携のご案内 お問い合わせ AIST Solutions 一般の方へ はじめての方へ イベント情報 スペシャルコンテンツ 採用情報 お問い合わせ 記事検索 産総研マガジンとは 公式SNS @AIST_JP 産総研チャンネル 公式SNS @AIST_JP 産総研 チャンネル サイトマップ このサイトについて プライバシーポリシー 個人情報保護の推進 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) (Japan Corporate Number 7010005005425). 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