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立命館大学　研究者学術情報データベース English>> TOPページ TOPページ > 稲田　康宏 （最終更新日 : 2023-02-01 13:10:34） イナダ　ヤスヒロ 稲田　康宏 INADA Yasuhiro 所属 生命科学部 応用化学科 職名 教授 業績 その他所属 プロフィール 学歴 職歴 委員会・協会等 所属学会 資格・免許 研究テーマ 研究概要 研究概要（関連画像） 現在の専門分野 研究 著書 論文 その他 学会発表 その他研究活動 講師・講演 受賞学術賞 科学研究費助成事業 競争的資金等(科研費を除く) 共同・受託研究実績 取得特許 研究高度化推進制度 教育 授業科目 教育活動 社会活動 社会における活動 研究交流希望テーマ その他 研究者からのメッセージ ホームページ メールアドレス 科研費研究者番号 researchmap研究者コード 外部研究者ID その他所属 1. 生命科学研究科   2. 総合科学技術研究機構 ＳＲセンター   学歴 1. 1998/03(学位取得) 名古屋大学 博士（理学） 2. ～1990/03 名古屋大学 理学部 化学科 卒業 3. ～1992/03 名古屋大学 大学院理学研究科 化学専攻 博士前期課程 修了 職歴 1. 1992/04 ～ 1996/03 名古屋大学 理学部 助手 2. 1996/04 ～ 1998/03 名古屋大学大学院 理学研究科 助手 3. 1998/04 ～ 2002/09 名古屋大学 物質科学国際研究センター 助手 4. 1999/11 ～ 1999/11 Purdue大学（米国） 客員研究員 5. 2000/10 ～ 2001/09 Innsbruck大学（オーストリア） 文部省在外研究員 全件表示（18件） 委員会・協会等 1. 1999/04 ～ 2004/11 日本分析化学会東海支部 支部幹事 2. 2005/01 ～ 2007/12 日本XAFS研究会 企画幹事 3. 2010/04 ～ 2012/03 日本化学会 近畿支部幹事 4. 2010/01 ～ 2017/12 日本XAFS研究会 企画幹事 5. 2013/10 ～ 2018/09 日本分析化学会X線分析研究懇談会 運営委員 全件表示（9件） 所属学会 1. 日本化学会 2. アメリカ化学会 3. 触媒学会 4. 錯体化学会 5. 日本放射光学会 全件表示（7件） 研究テーマ 1. 無機触媒反応メカニズムの解明 2. 電池の電極活物質のキャラクタリゼーション 3. 新規なXAFS法の開発 研究概要 金属化学種を活性中心とする無機触媒反応機構の解明と時間分解X線分光法の開発 金属化学種を活性中心とする触媒系は、現代社会を支える様々な材料の効率的な合成において、工場や自動車などからの排ガス浄化において、光や物質からエネルギーなどへの効率的変換において、などの多くの場面で重要な役割を果たしている。そのような無機系触媒材料の活性を理解する上で、触媒反応の反応機構を原子レベルで解明することが、より効率的な機能の発現や副作用の低減、さらに高活性な触媒材料の開発などのための決定的な情報となる。目的元素のX線吸収スペクトルに現れる微細構造からは目的元素の電子状態と周辺局所構造が得られ、それをサブナノ秒までの分解能で時間分解測定する手法を開発し、その時間分解XAFS法を用いて様々な無機触媒材料の反応機構の解明を行っている。また、放射光光源の先鋭化と歩調を合わせ、より高い感度と時間分解能を有する時間分解XAFS法の開発も進める。【研究テーマ(1)概要】いつ原子配置が変化し、いつ電子が移動したかをリアルタイムで知ることができれば、金属が関与する化学反応のメカニズムを原子レベルで確定することができる。目的元素のX線吸収スペクトル（XAFSスペクトル）に現れる微細構造からは、目的元素の電子状態と周辺局所構造を知ることができるので、それをサブナノ秒までの分解能で時間分解測定する手法の開発を進めている。そのような先端的研究装置においては放射光光源の利用が不可欠であるが、放射光光源の先鋭化と歩調を合わせ、より高い感度と時間分解能を有する時間分解XAFS法の開発を進めている。【研究テーマ(2)概要】金属を活性中心とする触媒系は、(a) 現代社会を支える様々な材料の効率的な合成において、(b) 工場や自動車などからの排ガス浄化において、(c) 光や物質からエネルギーなどへの効率的変換においてなど、多くの場面で重要な役割を果たしている。そのような無機系触媒材料の活性を理解する上で、触媒反応の反応メカニズムを原子レベルで解明することが、より効率的な機能の発現や副作用の低減、さらに高活性な触媒材料の開発などのための決定的な情報となる。時間分解XAFS法を用いて、様々な無機触媒材料の反応メカニズムの解明を系統的に行っている。 研究概要（関連画像） 1. 時間分解XAFS法のコンセプト 2. 銅/ゼオライトの還元反応 --> 現在の専門分野 ナノ構造化学, ナノ材料化学, 量子ビーム科学, 無機化学, 機能物性化学, 分析化学, エネルギー関連化学, 無機工業材料, 触媒・資源化学プロセス (キーワード：触媒、反応機構、時間分解分光法、XAFS、不均一系触媒、光触媒、光励起状態、時間分解、ナノ秒、金属触媒、反応メカニズム) 著書 1. 2017/07 XAFSの基礎と応用 │ ,134-166,179-183 (共著)   2. 2014/09 XAFS/EELSによる局所構造解析・状態分析技術 │ ,59-66 (共著)   3. 2013/04 量子ビーム物質科学 │ ,64-95 (共著)   4. 2012/05 錯体の溶液化学 │ ,227-236,283-292 (共著)   5. 2011/09 分析化学便覧(改訂六版) │ ,187-189,650-659 (共著)   全件表示（6件） 論文 1. 2022/09 Hard X-ray XAFS Beamlines (BL-3, 4 and 5) of SR Center │ Memoirs of the SR Center Ritsumeikan University │ 24,61-71頁 (共著)   2. 2022/05 Structural change and charge compensation mechanism for Li1+x(Fe0.1Ni0.1Mn0.8)1-xO2 (0 < x < 1/3) positive electrode material during electrochemical activation │ Mater. Res. Bull. │ 149,111743 (共著)   3. 2022/03 Valence Control of Charge and Orbital Frustrated System YbFe2O4 with Electrochemical Li+ Intercalation │ J. Phys. Chem. Solids │ 162,110468 (共著)   4. 2021/06 Single Atomic Co Coordinated with N in Microporous Carbon for Oxygen Reduction Reaction Obtained from Co/2-Methylimidazole Anchored to Y Zeolite as a Template │ Mater. Today Chem. │ 20,100410 (共著)   5. 2021/01/31 Vanadium Diphosphide as a Negative Electrode Material for Sodium Secondary Batteries │ J. Power Sources │ 483,229182 (共著)   全件表示（254件） 学会発表 1. 2023/01/07 NiO/Ni対の電気化学的酸化還元過程における化学状態変化への粒子サイズの影響 (第36回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム) 2. 2023/01/07 ZnO上に担持したNiOの昇温還元過程におけるNi化学種の状態解析 (第36回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム) 3. 2023/01/07 シリカに担持した銅およびニッケルに関する熱化学的塩化過程の状態解析 (第36回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム) 4. 2023/01/07 リチウムイオン電池正極のX線顕微法によるナノスケール空間XAFS解析 (第36回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム) 5. 2022/10/18 イメージングXAFS法による炭素に担持したNi化学種の電気化学的酸化還元過程の化学状態解析 (第12回CSJ化学フェスタ) 全件表示（233件） 講師・講演 1. 2022/09/06 In situ XAFSと触媒・電池 (つくば) 受賞学術賞 1. 1999/09 日本分析化学会 日本分析化学会奨励賞 2. 2003/05 東海化学工業会 東海化学工業会賞 科学研究費助成事業 1. 2005 ～ 2006 高分解能時間分解X線吸収微細構造法の開発と金属担持酸化物触媒の電子移動機構の解明 (Development of High-Resolution Time-Resolved XAFS Instrument for Analyses of Electron Transfer Mechanisms of Supported Metal Catalysts) │ 特定領域研究（公募研究）   2. 2004 ～ 2007 サブナノ秒時間分解XAFS実験法の開発 (Development of Sub-nano Second Time-Resolved XAFS Instrument) │ 基盤研究(A)   3. 2000 ～ 2000 高周波分光法による超臨界流体中におけるコソルベントの溶存状態の解明 (Analysis of Solvation State for Cosolvent in Supercritical Fluids by Means of High Frequency Spectroscopy) │ 萌芽研究   4. 1999 ～ 2000 時分割XAFSによる反応中間体構造の動的研究法の開発 (Development of Dynamic Analysis Method for Reaction Intermediates by Means of Time-Resolved XAFS) │ 基盤研究(B)   5. 1999 ～ 2001 超臨界二酸化炭素中の金属錯体の状態分析・解析システムの開発 (Development of Analysis System for Metal Complexes in Supercritical Carbon Dioxide) │ 基盤研究(A)   全件表示（14件） 競争的資金等(科研費を除く) 1. 2005 ～ 2008 不均一系金属担持触媒反応機構解明のための高分解能時間分解DXAFS装置の開発 (Development of High Precision Time-Resolved DXAFS Instrument for Mechanistic Studies of Heterogeneous Metal Catalysts) │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ NEDO産業技術研究助成事業   2. 1999 ～ 1999 超臨界ストップトフロー装置の開発と超臨界二酸化炭素中における高速反応速度の測定 (Development of Stopped-Flow Instrument for Supercritical Fluids and Measurements of Fast Reaction Rate in Supersritical Carbon Dioxide) │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 黎明研究   3. 1997 ～ 1997 金属イオンの配位子置換反応メカニズムに対するEXAFSパラメーターからの新しいアプローチ (New Approach to Ligand Substitution Mechanism of Metal Ions by Means of EXAFS Parameters) │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 名古屋大学高度化推進特別経費   4. 1997 ～ 1998 時間分解XAFS法による電子移動反応機構の構造化学的研究 (Structural Study of Electron Transfer Mechanism by Means of Time-Resolved XAFS Technique) │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 倉田奨励金   5. 1994 ～ 1994 角度分散型ストップトフローEXAFS装置の開発と金属イオンを含む短寿命反応中間体の構造化学的研究 (Development of Stopped-Flow EXAFS Instrument and Structural Study of Short-Lived Reaction Intermediates) │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 笹川科学研究助成   研究高度化推進制度 1. 2012/072013/03 研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型一次元イメージングDXAFS装置の開発と不均一電極反応の動的観測 2. 2012/042013/03 研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究二次電池材料の時空間分解電子状態解析へ向けてのDXAFS装置の開発 3. 2009/062010/03 研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究ナノ構造形成制御を目指した不均一系担持金属触媒の酸化還元メカニズムの解明 教育活動 ●教育方法の実践例 1. 2012/05 ～ 2012/05 専門科目「生物無機化学」において「コミュニケーションペーパー」を毎回配布し、授業での疑問点や授業改善の要望を聴取して活用。疑問点等は次回の授業で回答して学生との意思疎通を実施。 2. 2011/09 ～ 2012/01 専門科目「無機化学１」において「コミュニケーションペーパー」を毎回配布し、授業での疑問点や授業改善の要望を聴取して活用。疑問点等は次回の授業で回答して学生との意思疎通を実施。 3. 2011/09 ～ 2012/01 専門科目「無機機能化学」において「コミュニケーションペーパー」を毎回配布し、授業での疑問点や授業改善の要望を聴取して活用。疑問点等は次回の授業で回答して学生との意思疎通を実施。 4. 2011/04 ～ 2011/07 専門科目（演習）「応用化学基礎演習１」において、日本化学会の月刊誌「化学と工業」に掲載されているOverview記事を回覧し、学生が自ら選択したテーマについての自由研究と研究発表を実施。 5. 2011/04 ～ 2011/05 専門科目「生物無機化学」において「コミュニケーションペーパー」を毎回配布し、授業での疑問点や授業改善の要望を聴取して活用。疑問点等は次回の授業で回答して学生との意思疎通を実施。 全件表示（14件） ●その他教育活動上特記すべき事項 1. 2015/06 ～ 2015/06 高校等の模擬講義： 南山（男子部）高校　模擬講義　厳談社会を支える化学　－触媒の働きを通して－ 2. 2010/05 ～ 2010/05 高大連携講義： 高大連携協定校プログラムにおいて「わたしたちの「くらし」をささえるケミストリー」についてのWeb講義を実施。質問を受け付ける双方向授業を実施。 研究交流希望テーマ 1. 立命館大学SRセンターBL-3、BL-4、BL-5でのXAFS解析2～10 keVの領域に吸収端を有する元素のXAFS測定を行い、目的元素近傍の局所構造解析や電子状態解析を行う。一般的なXAFSビームラインのBL-3においては、反応環境でのその場測定や3素子SSDを用いた蛍光Ｘ線収量法での測定が可能である。二次元イメージングXAFS測定にはBL-4を用いる。時間分解DXAFS実験はBL-5において可能である。 (キーワード)XAFS、局所構造解析、電子状態解析、蛍光Ｘ線収量技術相談受託研究共同研究 2. 時間分解XAFS法による触媒反応のメカニズム解析反応メカニズムを原子レベルで解析、決定することが可能な時間分解XAFSを駆使し、不均一系／均一系触媒反応メカニズムの解明を行う。 (キーワード)触媒、メカニズム、時間分解、XAFS技術相談受託研究共同研究 3. イメージングXAFS法による不均一な反応分布解析二次元イメージングXAFS法（立命館SRセンターやKEK-PF）や一次元時空間分解イメージングDXAFS法（立命館SRセンター）を用いて、試料中で不均一に進行する反応の分布状態をその場観測し、時空間相関の解析を行なう。技術相談受託研究共同研究 ホームページ 無機触媒化学研究室 © Ritsumeikan Univ. 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